今日は朝から郵便局が激込みで、でもどうしても切手を追加で購入しなければならなかったので仕方なしに並び、暇つぶしにネットで新聞を読んでいると、ある記事が目に付きました。
【さらば石原慎太郎】引退会見詳報(3)-「橋下徹は、若いときの田中角栄…首相になる可能性がある」 --橋下徹という政治家について、今後の彼の生き方も含め、どんな思いでみているか。 「彼は天才ですね。私は絶対、彼は(衆院選に)出るべきだったと思っている。前日まで私は何度も電話をして口説いた。彼は彼なりの言い分で、『自分はちょっと風呂敷を広げすぎたから、これを畳まなくちゃいかん』と。風呂敷って何か。大阪都構想ですよ。よくわかりにくい言葉だが、つまり東京に並ぶ大都市である大阪の復活ということだ」 「私は大阪が衰退するということは、日本の衰退だと思う。橋下君も感じていると思うし、安倍総理にしても自民党の政治家も、大阪というものをもう少し持ち上げないと、日本のバランスが取れないと痛感していると思う」 「橋下君はそれを念願するんだったら、国会に出てくるべきだ。安倍君とも(菅義偉)官房長官とも親しい仲らしいし、そういった人脈を通じて、とにかく国会で内閣を動かさないと大阪は持ち上がってこない。僕は絶対、彼は出るべきだったと思う」 --しかし出なかった。 「出なかった。本当に残念だ。私は彼に『君は大阪の井戸の中にいて、なかなか大海が見えていない。一回、井戸から出て、国会議員になって、日本を全部眺めろよ』と言ったが、残念ながら忌避した」 --橋下氏は総理になる器か。総理になる可能性はあるか。 「僕はあると思う。あんなに演説のうまい人をみたことない。言葉の調子は違うが、田中角栄だね。若いときの。それから例が良くないかもしれないけど、彼の演説のうまさ、迫力というのは若いときのヒトラーですよ。ヒトラーは後にバカなことをしたが」 「ドイツの外交官が『石原さん、ヒトラーは悪名を被っているが、若い時にやったことは間違っていなかった。ただ、ユダヤ人を偏見で虐殺したことは許せないが』と言っていた。私はその言葉を是とするし、橋下徹ってのは彼に該当する政治家だ。惜しいことをしたなあ。彼は必ずもう一回でてくるだろう。再登場すると思う。させなきゃいかんですよ」
とても嬉しかったです。石原慎太郎さんは多分政治家として最後のインタビューだろう大切な時に、橋下さんをこうして正々堂々と応援し評価してくれて感動しました。実は私は日本人で異色な感じのする、そして真っ直ぐな彼を心の中でずっと応援しているのです。 最近は色んな件で言い過ぎてしまったのか、またその発言の場所が日本だったからか、わからないけれど彼が発言する度にマスコミにたたかれ、またそこで頑張っている彼を見て、彼が本来しなければいけない大切な仕事より、そのごたごた騒ぎの収拾にエネルギーを注ぎ過ぎてしまっていないか、そしてそのまま彼が潰れてしまわないか、案じていたのです。 「出る杭は打たれる」私が日本に住んでいた頃よく感じた事です。用語解説:①才能手腕があって抜きん出ている人は、とかく人から憎まれる。②差し出た事をする者は、人から非難され制裁を受ける。 私は才能や手腕があったわけではありませんが日本社会で生きづらかったです。なので彼がたたかれる度に私も辛かったです。その彼が石原さんにこうして言って頂いて、私は郵便局のドアを開けて外の空気に触れた時、ふと涙がつたって来て自分でもびっくりしました。私と同じ気持ちの人が日本に居たとはっきりわかり嬉しかったのです。石原さんも討ち死にを覚悟の出陣だったそうです。 「私の実家の石原家は、武田武士の残党だった。武田家は(織田)信長に滅ばされて雲散霧消した。武田の赤備えというのは戦国時代有名だったそうで、武田武士を争って3つの藩が抱えたそうだ。1つは毛利藩、1つは井伊藩、もう1つは伊予藩だった。私の先祖は甲州から追われて伊予藩に抱えられたそうだ」 「母の方の略紋は三ツ矢サイダーに似た3つの紋だったが、7つの紋はなかなか日本に珍しい家紋で、私もいわれを聞かされて子供心にプライドを持っていた。石原家の弓で勝ち取ったわが家の家訓は、『明日の戦 己はむなしと心得べし』という。これは武士の家訓としてもなかなかいい家訓だなと思った」 「それを受けて私は討ち死に覚悟というか、本当なら引退を声明して退くべきだと思ったが、やっぱり仲間の若い武士たちのために自分も一緒に戦って、恥ずかしいことだが落選という形の討ち死にすることは 自分の1つの宿命かな、と思って決心をした。私からこの選挙についてのかかわりについて申し上げることはそれだけだ」 調べるともう82歳。本当にお疲れさまでした。そして日本のために今までどうもありがとうございました。日本には世界に類のない素晴らしい精神をお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。私も心の中でこれからも大好きな日本を応援します。
by halina
| 2014-12-17 15:37
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Halina
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